【大津市】江戸時代前期の大津祭の様子を描いた「四宮祭礼図絵巻」が新たに発見され、9/8(火)より御陵町の大津市歴史博物館で特別展示が行われるそうです(11/1(日)まで)。

滋賀県

ユネスコ無形文化遺産に登録された「大津祭の曳山行事」について、江戸時代前期の大津祭の様子を描いた「四宮祭礼図絵巻(しのみやさいれいずえまき)」が、新たに発見されたそうです。作者は不明ながら、躍動感あふれる描写での祭礼の熱気が生き生きと伝えられているそうで、当時の一流絵師による作品であることがうかがえるとのことです。御陵町の大津市歴史博物館では、2026年9月8日(火)から11月1日(日)まで「四宮祭礼図絵巻」の特別展示が行われるそうです。

大津祭の曳山行事

※プレスリリースより。四宮祭礼図絵巻(一部)『狸山(現:西行桜狸山)』 大阪青山歴史文学博物館蔵

「四宮祭礼図絵巻」の特別展示の概要
・会期:2026年9月8日(火)から11月1日(日)まで
・休館日:月曜日(9月21日、10月12日を除く)、9月24日、10月13日
・会場:大津市歴史博物館(御陵町2番2号) 常設展示室(1階 ミニ企画展コーナー)
・協力 大阪青山大学

大津祭は、秋空のもとに13基の華麗な曳山が巡行する湖国三大祭りの一つで、400年の歴史があるそうです。曳山は豪華な見送り幕で飾られ、コンチキチンの囃子とともに、京町三丁目の天孫神社から市街地一帯を巡行するそうです。曳山は市の有形民俗文化財で、祭は国の無形民俗文化財となっているほか、2025年12月11日には、「大津祭の曳山行事(おおつまつりのひきやまぎょうじ)」を含む計4件の行事が、ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」へ記載(登録)されたことでも知られています。

大津祭の曳山行事

※プレスリリースより。大津祭の曳山

今回発見された「四宮祭礼図絵巻」は、縦が約31センチメートル、横が約10メートルの絵巻で、曳山13基(古くは14基)が出揃う前の姿で、現在と異なる曳山の姿や今は巡行に加わらない「ねりもの」などが描かれているのだそうです。曳山6基とねりもの4種以上の描写のほか、神輿2基の渡御へとうつり、最後に四宮神社(天孫神社)の神事と社殿の描写で終わるそうです。題箋等の記録がないものの、現在もくじ取らずである狸山が先頭を巡行していることに加えて、他の曳山の名前やねりもの行列が「永代伝記」などに記録されている江戸時代の様子とほぼ一致することから、大津祭の絵巻であると判明したのだそうです。
大津祭の曳山行事

※プレスリリースより。四宮祭礼図絵巻 大阪青山歴史文学博物館蔵

ユネスコ無形文化遺産「山・鉾・屋台行事」への登録も記念して行われるという「四宮祭礼図絵巻」の特別展示に、足を運んでみてはいかがでしょうか。過去に、大津祭が描かれた絵画はほとんどなく、特に初期の祭礼の様子が記録されているのは貴重なものだそうです。豪華に描かれた大津祭の様子から、江戸時代前期の大津の経済力を垣間見るなど、当時の情景に想いを馳せてみるのも良いですね。会場となる大津市歴史博物館は、京阪電鉄 石山坂本線大津市役所前駅から徒歩約5分の距離にあります。

大津市役所前駅

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プレスリリース
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